- 目次 -
  ●『どっぷり』とは?
  ●『ザーメン』について
  ●ザーメンの成分
  ●ザーメンについていろいろ
  ●ザーメンをかけると、なぜ興奮するのか?

■『どっぷり』とは?
『どっぷり』とは『副詞』にあたる言葉です。

 <意味>
  
『何かを液体に浸ける、沈める』という意味で、英語では『immerse』と言います。
  日本語的な解釈としては、液体だけに使用用途を限定しておらず、
  行為・環境などに適応することもあります。

 <用例>
  ・まぁ君に、
どっぷり中出しされる。
  ・まぁ君との中出しライフに
どっぷり浸かる。

  前者の意味の類義語としては
『たっぷり』
  後者の意味の類義語には
『熱中』『夢中』『没頭』『没入』があります。

 『首までどっぷり浸かる』という言葉が、 
『首までどっぷり浸かる』→『首丈』→『首ったけ』となり、
 『首ったけ』の語源になったとされているんだお。
 『首ったけ』という単語も最初は、『夢中になる』という意味しかなかったそうなのですが、
 近代以降では、主に『異性に夢中になる』という意味で用いられるようにでし。

 言葉は生き物。時代によって、意味が変わるものなので注意しましょう。

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■『ザーメン』について
 <語源>
  
語源は、ラテン語の
『sperma』<スペルマ>であるとされる。
  
『種』や『萌芽』(ほうが)、『子孫』という意味があり、
 
 『精液』という意味も持つが、性的な意味のみで扱われることはなく、
  
植物店の看板でも普通に使用されるようだ。

 <
『ザーメン』とは?>
  
『ザーメン』ドイツ語です
  
日本語では『精液』を指す単語であり、『種子』を表す単語ではありません。

  
『精液』という直接的な単語を持たない国もあるようですが、
  外国ではこう表現します。


  
英語では『Semen』精液 ※発音はシーマン/シーメンです)、『Sperm』(精子)
  
ドイツ語では
『Samen』(植物などの種子、という意味も含みます)
  フランス語では
『Sperme』
  
ラテン語・イタリア語・オランダ語・ギリシア語では
『Sperma』
  
スペイン語では、
『esperma』
  
ロシア語では
『Сперма』と呼びます。

 <注意>
 
中国でも『精液』と表記しますが、間違っても
『ザーメン』と表現してはいけません。
 
中国で
『ザーメン』と言えば、『揚げ麺』のことを指しますからね。

 日本における精液を指す隠語は非常に多い。
 何故かと言えば、官能小説家が濡れ場を書く時、
 一つの表現で済ませてしまうと、文章が単調になってしまうからである。

 ミルク、クリーム、ザー汁、子種汁、白濁液、体液、
 粘液、熱液、陰液、淫液、オチンポ汁、発射汁などなど。
 
 他にも、淫、腎水、精汁、津液、精水、たまみづ、しらみづ、
 白濁、なまふ、ところてん、白酒、とろろとも呼ばれる。
 (後者の語群には、カウパー氏腺液と混合していたようです)

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■ザーメンの成分

 ・成分
  精液は
  
『精子』『精漿液(精嚢腺液+前立腺液+尿道球腺液)』
  から成り立っています。
   ※精嚢腺液=せいのうせんえき 
     前立腺液=ぜんりつせんえき 
     尿道球腺液=にょうどうきゅうせんえき
   ※尿道球腺液とは、カウパー氏腺液のことです。


  割合は、以下の通りです。

  精子1%未満
  前立腺液33%
  精嚢腺液66%
  尿道球腺液1%未満


 ・色
  精液は通常、
乳白色で若干の薄黄色をしています。
  この黄色みの正体は、
  精液の3分の2を占める
(透明だが、うっすらと黄色い)『精嚢腺液』です。
  長期間射精しないで精子を溜めておくと、普段より黄色くなることがあるそうですよ。

Q.1 赤い場合は……?
長い期間、赤いモノが出るなら、前立腺・精嚢の炎症の
可能性があります。
泌尿器科へGo!です。

Q.2 透明なのは……?
先程説明しての通り、精液は混合物になります。
よく混ざり合わないうちに放出されると、
透明な部分と白い部分に分離して出てきます。
別におかしなことじゃないので、深刻にならないでくださいね。

 ・におい
  よく精液の匂いを、
イカの匂いや、栗の花の匂いと表現されますが、
  匂いの正体は、精液の8割を占める前立腺液に含まれる
『スペルミン』です。

  正確に説明すると、前立腺液中の結晶物質であるポリアミンの種族、
  スペルミンが前立腺で分泌、放出後に
  酸化されて生成されたアルデヒドによるものです。

  つまり、
酸化しなければ、精液の匂いはしないわけですよ。


 ・粘性
  
最初はネバネバとしていますが、時間が経過するとサラサラへと変化します。
  なぜ、最初のうちはネバネバしているかと言うと、
  女性の膣内から安易に漏れ出るのを防ぐためである。
  そして、十分に中に入ったら

  今度は精子が運動しやすいように、サラサラになる
と考えられています。
  ちなみにこのネバネバ成分は、精子そのものではなく『精漿』によるものです。

 ・味
  健康状態や食生活によって、味は大きく変化すると言われます。
  精液はアルカリ性なので『苦い』と言われたり、
『果糖』を多く含むので『甘い』とされたり……。
  小麦粉を水に溶かしたような口触りのよくない味のような気もします。
  『しょっぱい』なんて話も聞きます。

 ・量
  1回の射精で、
『2ml〜6ml』と言われています。
  ちなみに精子の熟成の全行程には
『約74日間』必要です。


 精液の濃度は、夏(暑い)が薄くなり、冬(寒い)は濃くなる傾向がある。

 肥満になると精液の性質が悪くなり
 男性の体重が9kg増えると不妊症のリスクが10%増す

とされています。
 *BMIが25以上の方は要注意!
 
 <BMIの求め方>
 BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) 
 
 
例) 身長170cm 体重68kgの人の場合    
 68÷1.7÷1.7=23.529411……
  味の変化はなぜ起こるのか?
 それは精液形成に必要な3つの要素の過不足にあると言えるでしょう。
 その3つの要素とは、『亜鉛』『セレン』『アルギニン』の3種類です。

 【亜鉛】
  新しい細胞を作る時の手助け、免疫機能の強化、
  美容成分の合成などを行う時に必要なミネラルです。
  また、男性の生殖器官の発達や、生殖機能にも必要不可欠なミネラルです。

 【セレン】
  身体の中で、過酸化脂質を分解する抗酸化酵素の主成分。

 【アルギニン】
  体内で一酸化窒素を生成し、動脈硬化、高血圧、痴呆、
  骨粗しょう症、胃潰瘍、肝障害などの老化病(生活習慣病を含む)を
  予防改善している物質です。
  また、『糖化』を抑えます。これにより、老化や病気を予防改善します。


 この3つの要素は精子形成には必須とされ、
 『亜鉛』が不足すると、精子&精子の量が少なくなり、
 『セレン』が不足すると、正常な精子の量が減り

 『アルギニン』が減ると、精子の量が少なくなります
 3種類のバランスが異なることによって、全く違う精子が作られるわけです。
 どの精子が1番おいしいのかは、調査中です……。


 ■亜鉛が摂れる食材
  牛肉、鶏肉、レバー、ホタテ貝、豆腐、納豆、牡蠣

 ■セレンが摂れる食材
  カツオ、わかがぎ、いわし、かれい、ホタテ貝、ねぎ、
  ビール、かき、たら、牛肉、玄米


 ■アルギニンが摂れる食材
  子牛肉、鶏肉、牛乳、ナッツ類、ひまわりの種、ごま、レーズン、
  玄米、オートミール、エビ


※亜鉛、セレン、アルギニンはグレープフルーツジュースなどと一緒に摂ると、
 吸収率が上がるそうです。


 ※日常の食生活で過剰摂取になることはまずないとされていますが、
  過剰摂取はどれも身体に
となります。
  
特にサプリメントを服用する場合は、用法・容量はきちんと守りましょう。

 ※SQUEEZ社員が、亜鉛のサプリメントを1日に70mg摂取してみたところ、
  2日目で僅かながら効果が実感できたとの報告がありました。
  サンプル数が少ないため、個人差があるかもしれません。

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■ザーメンについていろいろ
・子どもをつくる機能のピークは32歳前後

 男性は年齢が8の倍数ごとに体調に変化が訪れるといわれています
 64歳くらいまで子どもをつくることができると言われていますが、
 
『ピークは32歳前後』です。
   
 8歳:髪が豊かに伸びて、歯もしっかりそろう

 16歳:生殖能力が備わる

 24歳:骨が充実し親知らずが生え腎気が充実してくる

 32歳:筋骨共に充実し体力的にも、男性としてホルモン的にも一生のピークに達する

 40歳:腎気が衰え始め、抜け毛が多くなり、髪が細くなる。歯がゆれる。
     (ホルモンに不足が生じやすくなる)
 48歳:白髪が気になるようになる。シワも増える
 
 56歳:筋肉が衰え、生殖能力が弱まり、身体が老化してしまう。
 
 64歳:歯や髪が抜け落ちる

・ヒトの精液のデータ
 精子は膣内では
『3日〜7日』ほど生きていることはご存知かと思います。
 では、空気上ではどのくらい生きているものなのでしょう?

 空気上では、
『数時間から1日程度』は生きて(受精能力を保持して)います。
 ただし、精子を覆っている精液が乾いてしまうと活動しなくなります。
 水の中は浸透圧の関係で、生存することは不可能とされているので、
 ただ濡れていればいいというものではないようです。
 ちなみに溶媒液の中では1週間生きているという報告があります。
 『31度〜33度』くらいが、精子にとって最もよい環境で、
 『20度以下』や『40度以上』になると、急激に弱るようです。

 また、現在は精子の
『冷蔵保存』が行われています。
 そんなことしてを、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
 病気の治療で、無精子症になるかもしれない場合、
 病院から勧められるケースがあるからです。

 
精子保存は、パックに詰められ、液体窒素(零下196度)で冷凍します。
 それを専用の冷凍庫で保存します。必要な時に取り出します。



 〜豚の精液のデータ〜

 色は半透明〜クリーム色で、正常な精子ならば無臭。
 1回の射精量は150ml〜500ml(平均は200ml)も射精する。
 これは膣をいっぱいにして、他のオスの受精を防ぐのだそうだ。
 精子数は200億〜1000億個(平均500億個)。

 なおヒヒは1cc。これは他のオスが自分の受精を妨げることがないため少ない
 (生物学的には乱交が起こる危険性が少ない動物ほど、
  射精量が少ないと考えられている)
 ……つまり、
 人間はヒヒ以上に多数のオスの精子を受け取る可能性があるってこと?

 ちなみにウマの1回の射精量は40〜120mlだと言われてる。

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■ザーメンをかけると、なぜ興奮するの?
<『ぶっかける』という行為から連想される興奮について……>
  これは
『美しいものを汚す』という意味合いが強く、
  そのことにより相手を支配しているという感覚に浸るから興奮するのだと思われます。
  また、
『(女の子が)汁まみれになり、ドロドロになっていく姿』を見ることによる、
  視覚的な性的興奮を催すからとも取れます。
  もちろん、全ての人がここに書いてある通りの理由で興奮するわけではありません。
  個人差というものが存在します。

  生物的な観点から見ると、
『マーキング行為』の一種であるとも考えられます。
  幼き日のことを思い出してください。新しく買ってもらったランドセルに、自分のものだと、
  名前を入れることによって、喜びを得る感覚。
  あのような感じです。

 <いっぱい出すことによって、興奮を得るのは何故か?>
  この要因は3つ考えられます。
  1つ目は上記でもあげた通り
『美しいものを汚す』という優越感
  いわゆる一つの
『破壊衝動』のようなものです。
  2つ目は
『射精による快感』が連想されるから。
  射精は男性にとってもっとも刺激的な快感が走る行為です。
  その快感の度合いは、主に量に比例します。
  大量に射精していれば、その快感は大きくなることから、どっぷりかかっていれば、
  その快感を無意識に想像してしまうでしょう。
  3つ目は精液は本来、少量のものしか出ないものであることから、
  たっぷりかかっていることによって、
  
『複数回の』もしくは『多人数との』性交があったと連想するためだと考えられます。
  
それだけ女性が乱れた後だと思えば、興奮も連想されるでしょう。

 精液ってたんぱく質豊富?



 1回の射精の中(3.5ミリリットル)に含まれるたんぱく質の量は、おおよそ150mg。
 これが何を意味するのかと言うと……。


 Mサイズの卵1個(50g)のたんぱく質を得るためには、
    約35回分の射精が必要になります。
 (あ、たまの中、まっしろになっちゃうぅぅーーっ!)

 牛乳一杯分(250g)のたんぱく質を得るためには、
    約55回分の射精が必要になります。
 (ら、らめぇ……そんなにしぼりとられたら、ひからびちゃうぅぅ……はあぁぁーーーーんっ!)


 搾り取る時間と労力の方が膨大です。
 しかも1回の射精では、1kcalにも満たないのですが、
 精液の中には高濃度のフルクトース(果糖)が存在しているためなのか分かりませんが、
 結構高カロリーです。
 (250mlで約570kcalもあるので)

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